塩の結晶 トレミー

 朝、釜を見ると塩の結晶ができていました。新しく海水をつぎ足して釜に火をつけます。

 ここでは、5日間海水をつぎ足しながら焚いて塩を作ります。4日目、5日目ともなると、海水の濃度がだいぶ高くなってきます。鹹水(かんすい)といいます。夜は焚いていないのですが、余熱で水分が蒸発するのと、鹹水の温度が下がることで、塩ができたりします。

 この結晶は、トレミーといいます。小さい結晶ができ、少し沈みます。その周りに結晶ができ、また少し沈みます。この繰り返しでピラミッドみたいな結晶になるのです。水面では、ピラミッドのてっぺんは下になっています。たまに、こんなきれいな結晶ができていたりすると、朝から得した気分です。